祝福

「もし、あなたが、あなたの神、主の御声によく聞き従い、私が、きょう、あなたに命じる主のすべての命令を守り行なうなら、あなたの神、主は、地のすべての国々の上にあなたを高くあげられよう。･･･あなたは、はいるときも祝福され、出て行くときにも祝福される。」(申命記28:1-6)

教会創立27周年を迎えて、神様が私たちの教会に下さった祝福を三つ振り返って、神様に栄光をお帰ししようと思います。神様は公義の基準にかなう分、祝福されます。私たちが神様の御声に聞き従い、主のすべての命令を守り行なうなら、祝福してくださるのです。

1.聖徒のたましいに幸いを得ている祝福

世では健康が最高の祝福だ、長生きすることが祝福だと言います。ところが、聖書には、最もすばらしい祝福は「たましいに幸いを得ている祝福」だと記されています。たましいに幸いを得ているなら、すべての点でも幸いを得、健康である祝福も臨むからです(第三ヨハネ2節)。
たましいに幸いを得ている人は霊とたましいの秩序が正しいです。すなわち、霊が主人であり、たましいは霊に従うしもべの役割をするのです。たましいに幸いを得ている人は、主人の役割をする霊が御霊と一つなので、御霊に正しく導かれます。たとえ御霊によって導かれる道が現実的にはつらそうに見えても、否定的なたましいの働きが起こりません。霊がたましいの主人の役割をしていて、信仰の思い、御霊による思い、肯定的な思いだけをさせるからです。主人の役割をする霊はすでに、真理に従って歩むその道の果てには、父なる神様が備えられた最も良いものがあると知っているのです。ですから、結局、永遠のいのちを得て、この地上でも祝福されるのです。
神様は、この教会が創立27周年を迎えるまで、聖徒の皆さんのたましいに幸いを得ることを最も大切に思って、導いてこられたのです。父なる神様が望まれる水準に達するまで、訓練を通らせて、信仰が成長するように導かれました。時には試みにあうように許され、時には霊の世界を見せるなど、さまざまな方法で新しい霊の次元に至るようにされました。それで、聖徒の皆さんは信仰がすくすく育って、父なる神様のみこころにかなう働き人に変えられたのです。このように聖徒の皆さんのたましいに幸いを得ていることが、父なる神様が私たちの教会に下さった本当に尊い祝福なのです。

2.すべての名にまさる主の教会になるように導かれた祝福

父なる神様は開拓の時から、私たちの教会とともに歩んでこられました。そして、私たちの教会を徐々に高くあげられました。神様が特別にこの教会を愛して、何の理由もなくそのようにされたのではありません。完全な公義に従って、一段一段と踏んで上がるように導かれたのです。私たちが何か神のみこころに完全に聞き従って、神の栄光を現すたびに、神様は私たちを輝かせてくださったのです(ヨハネ13:32)。
今年9月にあったイスラエル連合聖会もそうです。イスラエルは、イエス様を救い主と認めない正統派ユダヤ教徒が実質的な影響力を持っている国です。ですから、イスラエルでは十字架を見つけにくし、誰も堂々と自分がイエス・キリストを信じていると言えないのです。はなはだしくは、これまでに公開されたキリスト教の行事においても、イエス・キリストが伝えられなかったそうです。
このようなイスラエルで、私は3年間働きました。
最北端から南端まであまねく巡って、イエスがキリストであることを伝えて、イエス･キリストの御名によって神の力を現しました。
それで結んだ実として、創造主の神とイエス・キリストを、イスラエルの中心部であるエルサレムで大胆に伝えることができました。
また、伴うしるしによって、宣べ伝えたみことばがまことであることを確かにしました。
この聖会の実況は33の放送局を通して、およそ220か国に生中継、または録画中継されました。
父なる神様と私たちの主の栄光を全世界の上に大いに現したのです。

3.牧者に現われる神の力が加えられた祝福

「力」とは、何でもできる神の権威ある力のことです。
それで、この力が神様より授けられるなら、心に願うとおりに答えられます。
言いかえれば、神の力は「総合祝福セット」を頂く鍵と言えるでしょう。
神の力あるわざが現れると、さまざまな病気がいやされるのはもちろん、天気や気候も調節できます。
また、貧しい人が豊かになることも、人の心を動かすこともできます。
人生の絡まった問題が解決されるなど、あらゆる分野に万遍なく祝福が臨むのです(申28:3-5)。
このような力あるわざが、今はこの教会だけに限らず、全世界に広がっています。
世界のどこにいても同じように、信仰で一つになった人には、時間と空間を超えた力あるわざが現れているのです。
この前のイスラエル連合聖会の時も、世界のあちこちで放送を視聴した人々が、同じようにいやされて答えられました。
また、本教会には毎週、世界各地から祈りを依頼する手紙が数多く届いています。
私はその祈祷課題をもって、礼拝の時に講壇で公に祈っています。
1、2週後には「答えられた」という証しの手紙が届きます。
このように、神様がこの教会に下さった力は世界に大きい影響を及ぼしています。
終わりの時、世界はますます神の力を切に必要とするでしょう。
このような流れで、この教会にあれほど驚くべき力を下さったのは、どれほど大きい神様の祝福でしょう。
愛する聖徒の皆さん、神様が私たちにこのような祝福を下さったのは、私たちだけのためではありません。
世界中の死にかけている数え切れない魂のためです。
したがって、私たちは今までに頂いた祝福をもって、これからは全世界のもっと多くの人々に福音を伝えるよう、さらに努力しなければなりません。

これは10月9日金曜徹夜礼拝の説教要約です。 詳細は万民中央教会のホームページ(http://www.manmin.org/japanese/)「いのちのみことば」でご覧いただけます。

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