光として輝く_ 「神は光であって」シリーズ9
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光である神は、ご自身の子どもたちが明るい太陽のように真理の光で暗い世を明るく照らすことを望んでおられる。 ...
信仰の量り(27) [いのちのみことば]
万民ニュース
第 96 号
9917
2010. 10. 24
「私は、自分に与えられた恵みによって、あなたがたひとりひとりに言います。だれでも、思うべき限度を越えて思い上がってはいけません。いや、むしろ、神がおのおのに分け与えてくださった信仰の量りに応じて、慎み深い考え方をしなさい。」(ローマ12:3)
「そして、御使いは御霊によって私を大きな高い山に連れて行って、聖なる都エルサレムが神のみもとを出て、天から下って来るのを見せた。都には神の栄光があった。その輝きは高価な宝石に似ており、透き通った碧玉のようであった。」(黙示録21:10-11)
今回は「信仰の量り」の最終回です。新しいエルサレムの大きさとかたち、新しいエルサレム家の美しさとそこでの暮らしについて伝えます。
天国で一番すばらしい場所は新しいエルサレムです。愛そのものである神様が備えられた愛の結晶体であり、まことの愛を分かち合うまことの子どもを得るために、あれほど永い歳月を寛容を尽くして待っておられ、将来、永遠に幸せに愛を分かち合って生きようと、最善を尽くして用意されたくつろぎの場所なのです。花びら一つ、飾られた宝石一つ一つにも神様の愛と力が込められていて、創造主の神様の栄光で満ちているところです。神様は新しいエルサレムに皆さんが入ってくることを望んでおられます。しかし、ここに入るためには、信仰の五段階に入って、悪はどんな悪でも避けて心を完全に真理の実で満たし、全家を通じて忠実な者にならなければなりません。
1. 新しいエルサレムの大きさとかたち
ヨハネの黙示録21章と22章を見ると、新しいエルサレムは正六面体で、長さも幅も高さも一万二千スタディオン、約2,400キロメートルです。城壁は透き通っていながら青みを帯びている碧玉でできていて、都は混じりけのないガラスに似た純金でできてあります。
四方の城壁にはそれぞれ三つ、計十二のアーチ型の真珠門があり、その上にはイスラエル十二部族の名が書いてあります。このように都の門が真珠でできているのは、真珠に含まれた霊的な意味があるからです。貝は自分の分泌液を出して異質物をおおい、その結晶体が真珠になります。聖徒が新しいエルサレムに入る資格を得るためにも、それぞれの涙と痛みを耐え忍んで、完全に真理に昇華させた生き方をしなければなりません。それで、新しいエルサレムの門を真珠で造られたのです。
都の土台石は十二の宝石でできています。それぞれの霊的な意味は、第一の碧玉は霊の信仰、第二のサファイヤはまっすぐな心を表します。第三の玉髄は潔白と犠牲、すなわち、自分の利益を全く求めないで神様と隣人のためにいのちまで捨てられる心です、第四の緑玉は、光の実である正義と真実、第五の赤縞めのうは死に至るまで忠実である心、第六の赤めのうは熱心と真心、すなわち、使徒パウロのように神の国を実現する熱情的な愛を意味します。第七の貴かんらん石はあわれみ、第八の緑柱石は、寛容、第九の黄玉は善意、すなわち、争うこともなく、叫ぶこともない、いたんだ葦を折ることもなく、くすぶる燈心を消すこともない、主の心を意味します。第十の緑玉髄は自制、第十一の青玉は傷もしみもない心のきよさと聖なること、第十二の紫水晶は美しくて柔和なことを意味します。
このような宝石に含まれた霊的な意味をまとめれば、まさに父なる神様の完全な心であり、主の心です。都の土台石が十二の宝石でできているのは、聖徒の心にもこのような霊の実が完全に結ばれてこそ入れるということを表しています。
真珠門をくぐって都の中へ入れば、太陽や月はないけれど、神様の栄光が満ちていて、いつも昼間のように明るくてまぶしく輝いています。遠くから見れば、きらびやかな栄光の雲の間に、天国の家を飾るさまざまな宝石の光が合わさって、まるで都全体が生きて動いているように見えます。
2.栄光ある新しいエルサレムの家
三天層と新しいエルサレムの家は、一階建てではなく二階以上で、純金と宝石で華麗に建てられています。池、庭園、スキー場、動物園、ゴルフ場、舞踏会場など好きな施設が全部個人的に持てます。
三天層の家は平均的に新しいエルサレムの家の60パーセントくらいの大きさで、その規模からしてはっきり違います。また、三天層の家も純金と宝石でできているけれど、その宝石の種類と光には差があります。新しいエルサレムには数えきれない種類の宝石があって、それぞれ一つの光ではなく、二重、三重の光を放つ宝石が多いです。
天国の碧玉に最大限似たものがあるなら、「青い海の水面に日差しが反射して、まぶしく輝く様子」と言えるでしょう。碧玉だけでもこうなのに、数多くの宝石が光彩を放つとき、その家の美しさがどれほど壮観でしょうか。それぞれの家には、主人が御霊の歩みに入った深さと忠実に仕えた功労、また行跡と好みによって、いろいろな特色があります。栄光の光が家をどれほど取り巻いていて、どんな宝石で飾られているのかだけを見ても、家の主人がどれほど聖められて、この地上で神様にどれほど喜ばれたのかわかります。
そのうちの一軒には、端が見えないほど広い領域に宮殿のような母屋があって、母家を囲んでいる塀があります。塀は碧玉か青い光のガラスのように見えます。その塀の外からは中が見えないけれど、中からは外が透けて見えます。この地上の塀とは違って、つぎ目が全くない一つの彫刻品のようで、それ自体からもうっとりする香りが放たれて、塀の下に植わっている花々も濃い香りを放ちます。塀には精巧な模様がぎっしり彫られていて、塀の内か外から彫刻したのではなく、塀の中から彫刻されたように模様が現れています。文字と模様が塀の中からほのかに浮かび上がります。この家の主人がこの地上で神様に喜ばれたことと、その人が耕した心の善と美しさなどが記されています。これで神様がこの地上で送ったすべて歳月を慰めてくださるのです。
新しいエルサレムに入った人が神様が備えてくださった自分の家を見ると、何も言えなくなり、ただ感謝の涙がとめどなくあふれます。正門に入ると、広い敷地と細部まで細やかに飾られた美しさで気が遠くなるほどです。庭園にはあらゆる花と木が美しく配置されていて、華麗な羽の鳥がかわいく歌ってくれます。庭園を横切って母屋まで純金の道があって、道端に植えられている花々はかぐわしい香りを放って主人の功労をほめたたえ、この地上でのすべての苦しみと労苦を慰めてくれます。
家の中には、普段から願っていたすべてが備えられています。たとえば、文書宣教で多くの魂を救ったある方の家には、美しい書斎が作られています。神の国のために自分の人生と愛する家族まで神様にささげたある方の家の庭園には、愛する人々と水入らずの時間を送れるように、美しいテーブルが報いとして与えられています。新しいエルサレムに入るまで数多くの忍耐と犠牲の時間を送ったとしても、このように備えられた一つ一つの報いを見ると、あっという間にその心が慰められるのです。
3. 新しいエルサレムでの生活と栄光
新しいエルサレムに入れば、願っていたことは何でもかなえられて、想像さえできなかった大きくて美しい場所と報いが与えられます。しかし大切なことは、建築材料と施設一つ一つがこの地上で神様にささげた愛と忍耐、忠実と献身によって造られるということです。この地上で愛するものや願うものを主のためにささげたとき、新しいエルサレムではそのすべてが慰めと報いになるのです。愛の神様はたった一つも見過ごしてしまうことがありません。神の国のために悲しむとき、その涙一滴さえむだに消えず、そのすべてが皆さんの家を造る資材と飾りになります。新しいエルサレムに入った人はこの地上では神様のみこころのとおり生きたので、天国では神様が彼らの思いどおりすべてを味わうようにしてくださるのです。
人々の服装を見れば、天国でも一番美しくて鮮やかで輝く最上の色で新しいエルサレムに入った人の栄光を表現します。ふわふわした服地には華麗な宝石が飾られ、多様な模様が縫い取られています。たとえば、どれほど感謝したかを表す感謝の模様があって、賛美の模様があり、その他にも喜びの模様、祈りの模様などがあります。特に栄光の模様は新しいエルサレムの中でも神様に特別に栄光をささげた人だけ受けるもので、他の模様とその栄光の輝きが明らかに区別されています。この模様をつけている人はもっと尊敬されるのです。
頭には「義の冠」(第二テモテ4:8)や「金の冠」(黙示録4:4)、これ以外にも花で飾った花の冠、真珠の冠、クリスタルの冠などをはじめ、あらゆる宝石で繊細に華麗に飾られた冠を席に合わせてかぶるのです。
女性には冠だけでなく、特別な髪飾りがあります。パラダイスには冠も何の飾りもありませんが、上の段階に行くほど、女性の髪にはさらに華麗な飾りをつけます。新しいエルサレムの女性はさまざまな宝石の飾りとともに、特別に美しい色に輝く糸のようなもので髪を飾ります。その飾りひもがまるで髪の一部のように長く垂れて、うっとりした光彩を発するのです。このように、天国では各人が着ている服の色や光、服に彫られた模様と飾った宝石、また頭にかぶった冠と飾りで、その人がどれほど神様に愛されて認められているのかひと目でわかるのです。新しいエルサレムでは、どこに行って何をしようが、各人に付き添っている御使いたちがまるで影のように従ってくれます。互いに霊で通じるので、主人が願うことをいちいち言わなくても、御使いがすべてのことをよくわかってしてくれるのです。御霊の歩みに入った程度に従って、付き添う御使いの数が変わってくるので、その数だけ見てもそれぞれの栄光がわかります。
新しいエルサレムは美しくて華麗なだけでなく、その中で学び、見て聞いて楽しむことに終わりがありません。永遠に生きるけれど、毎瞬新しくて幸せなことで満ちているのです。いつも宴会が催されていますが、時には父なる神様が、時には主や聖霊様が催されます。神様が催される宴会には、皆が最高に美しく装って、最上のものを食べて飲み、うっとりするような美しい賛美と踊りを楽しみます。その栄華は言い尽くせないものです。皆さんがこの地上で味わう最高の幸せより、幸せがいつも心に満たされているのが、まさに天国での暮らしです。その中でもよりすばらしい天国に行くほど、その幸せと感動がもっと濃く心に臨むのです。神様とともに、そして愛する人々とともに、永遠の時間を楽しんで生きていく所、歳月が経つほど幸せがもっと深くなって、時間が流れるほど感動がより加わる所、そこが私たちが入る新しいエルサレムなのです。
愛する聖徒の皆さんは朽ちるむなしいこの地上のすべてを捨てて、よりすばらしい天国に入る希望だけで皆さんの心を満たしますように。力を尽くして花嫁の備えを完全に終えて新しいエルサレムに入り、永遠に神様とともにとどまりますよう、イエス・キリストの御名によって祝福して祈ります。
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