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「父なる神様の心と愛を悟っていくということがまことの幸せです」

万民ニュース   第 174 号
5822
2017. 04. 23




ムン・ソクチュン兄弟(21歳、1青年宣教会)


小学校3年生の時、父にアメリカ勤務の発令が出て、僕たち家族は慣れない土地に定着するのに苦労しました。でも神様が丸い虹を見せて慰めてくださったし、僕に言語を早く習得する力を下さって、3,4年後には優秀な成績を認められてオバマ大統領賞をもらいもしました。4年後、父に中国本社勤務の発令が出て、韓国人の比率が80%になるインターナショナルスクールに通うことになりました。

アメリカでの生活と違って、中国では韓国人の友だちとつき合う時間が多くなると、自然にゲーム、流行歌、ドラマなどを通して世のものが急に僕の生活を占め始めました。そんな2013年の夏、高1の過程を終えてしばらく韓国に戻っていました。主日に堂会長先生に挨拶をして、ダニエル徹夜祈祷会に参加しましたが、祈っているうちに堂会長先生の姿が思い浮かんで、いきなり涙があふれました。世を追い求めて絶望していた僕に、魂をあまりにも尊く感じてくださる牧者の愛が濃い感動とともに迫ってきました。

中国に帰った後、僕は毎日熱く祈りながら世のものを断ち切って、説教を聞くのが楽しみになりました。でも、本教会から離れてひとりで聖霊の満たしを維持するのは楽なことではありませんでした。再びドラマを見てゲームをしながら、基本的な信仰生活だけするようになりました。それでも神様の恵みによって高校を首席で卒業できました(小さい写真)。



2015年6月、大学入試のために韓国に戻って来ましたが「父なる神様の恵みに背いた」と思うと、教会に行くこと自体がプレッシャーになりました。でもたくさんの方が喜んで迎えてくださったし、信仰の友だちもできたので、だんだん信仰生活の楽しみを取り戻すことができました。9月、「2回連続特別ダニエル徹夜祈祷会」の時は、心にある罪の性質を捨てるために切に祈ったので、毎日シャツは汗でぐっしょりになったし、手はあまりにもぎゅっと握ったので痛いくらいでした。

2016年3月、延世大学政治外交学科の新入生になった僕は寄宿舎の祈祷室で毎晩祈って説教を聞き、勉強も一生懸命しました。ところが、合コンに行って、夜中酒を飲んで遊ぶ友だちを見て情けないと思いながらも、一方では自由に生きている友だちをうらやましいと思う自分自身を発見しました。僕は絶対に主の愛に背くことができなかったので、歯をくいしばって持ちこたえました。週末に教会に来れば心が満され、再び世に出て行けば満されなくなる生活の繰り返しでした。

そうしたら祈りも冷めて、もやもやした心をかかえてひとり散歩しながら賛美を聞いて、泣いてもみて、父なる神様に「勝てるように助けてください」とすがったりもしました。「確かに真理は幸せでなければならないのに、なぜ僕はつらいのだろうか。メッセージを聞いて楽しくなければならないのに、なぜ僕には重荷に感じられるのだろうか」という疑問に悩み始めました。

ついに答えを見つけましたが、それはまさに「幸せ」でした。神様は子どもたちが幸せであることを望んでおられるとても温かい方であり、真理に変えられなさいと教えてくださるみことばは、つらくさせようとするのではなく、守って祝福してくださるためだからです。完全になるまでむち打つ方でなく、抱いて導いてくださる方でした。このような愛を知っていくことが信仰生活の核心なのに、僕は神様を誤解して、つらがって自分で自分を恥しく思っていたのです。

信仰生活とは神様の心を悟って感じながら、さらに完全になるために走って行くことだと悟ったので、憂いでいっぱいだった僕の顔に笑みが訪ねてき始めました。みことばどおり生きなければという自分だけの理由を見つけた後は、つらそうにしている人たちを見る時も、心で一緒に痛みを感じられる人になりました。このように幸せな心で信仰生活をしていたら、2016年10月、神様は僕が主に似せられた御霊に属する心に変えられるように祝福してくださいました。ハレルヤ!

最高の価値を目標に生きていけるように導かれた三位一体の神様にすべての感謝と栄光をささげます。


 

 

 
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